撃沈した。『僕の初恋をキミに捧ぐ』

公式サイトはこちらです。
http://bokukimi-movie.jp/index.html


あまりネタバレは含まないようにしたいけども・・・・いいかな?
恥ずかしながらというか、現場では全く恥ずかしげもなく「序盤から号泣モード」でした><


「どうせ泣いちゃうだろ」と思って劇場に行ったんですけど、いやホントこんな歳にもなって、中高生の恋愛話であれだけ泣けるとは・・・まだまだピュアピュアだな。
一緒に観に行った人は、僕のグシャグシャっぷりが気になってしまったようで・・・。


感想を書こうと思ってたけど(実際は少し書いた)やめておく。「へぇ、泣けるんだ」って思ったら劇場に行くもよし、DVDを待つもよしだと思う。


実は、あの手のプロモーションからして分かりやすい「恋愛話」では結構泣いてしまう。この映画を観る少し前に「なぜこんなベタすぎる展開で感動してしまうのか」を考えてみたことがあった。
その時に思ったことは、僕の学生時代はすでに遠い昔の話になり、仕事や友人関係、親兄弟、人並みの恋愛を経験して今に至るわけだけど、「物語の中にいる彼ら、彼女らのような恋愛はもう二度とできないだろう」ということが自分の全部で理解してしまっているからだということ。
これから先の人生の中で、ある日とてつもない出会いがあり、生涯を共に過ごす人が現れたとしても「物語の中にいる彼ら、彼女らのような恋愛」はできそうにもない。それが大人になったということなのか、単に羨ましい気持ちなだけなのか、ハッキリとはわからないけど。


「恋愛とはこうあるべき」なんて言うつもりもないし、正しい恋愛なんて個人差があって当たり前。だけど一つの理想としての恋愛を「物語の中の彼と彼女」は実現している。


銀杏Boyz峯田和伸が「東京」で綴った歌詞に当時衝撃を受けたことを思い出す。

人を愛するということはきっと 君が君以上に僕を愛してくれたこと
僕は僕以上に君を愛せていたのかな 僕はそんな君以上に君を愛せていたのかな


ただ一つ幸せだなと思うことは、おそらく僕はこういう恋愛を経験している。結果的に終わりは訪れてしまってけど、あの経験ができたことは、自分にとってはすごく素敵な財産になっています。