NHKで放送されたリーマン予想番組とか。

魔性の難問〜リーマン予想・天才たちの闘い〜
NHKスペシャル

11月15日に放送されたやつを見ました。でもハイビジョンで放送した方が完全版らしい。
たぶん、専門的に数学を学んだことがあったり、興味がある人には「ムムム?」って内容だったという意見もあるようですが、僕みたいに完璧素人の場合は、ある種のエンターテインメントとして楽しく見ることができます。


まだ未知の問題である「リーマン予想」をなんとなーくわかる感じに説明してくれたし、素人が興味を持つには十分だったんじゃないかと。これまでに挑戦してきた人たちが実際にインタビュー受けていたり、これまでのエピソードなんかも出てきたりしてたのですが、「超難問に挑戦し、壊れた数学者」見たいな紹介のされ方で登場した、ジョン・ナッシュ氏。この人がすごい気になった。NHKの放送では、「リーマン予想に挑戦したのが原因で、講義中に大変なことになっちゃう」みたいに映像が入り、映画にもなりました〜っていう説明に。
調べてみると、2001年度アカデミー賞 主要4部門を受賞の作品らしく、観てみることにしたのです。


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実際に映画の中での話では、リーマン予想については触れていないと言ってもいいくらいで、彼の大学時代からおっさんになるまでの時期を描いたものでした。
よく描かれる学者さんとかのイメージそのものの「暗い・人と接したくない・モテない・童貞・お金に興味がない・自由奔放」みたいな状態で、それでも単位?をとるために一生懸命論文を書いたり、志望の進路を獲得したりします。

学生に講義をしているとき、ある女性の生徒さんが登場します。この人と恋愛をするんだけど、またこれがなかなかに雰囲気あるんです。
数学者はやっぱりどこかで宇宙を感じているんだろうか?数学を突き詰めて、すべてを解き明かした時、宇宙の事がすべてわかるかもしれないな。と感じてしまいます。

愛とか恋とかを信じるにはどうしたらいいのか?どういうふうに考えればいいのかと、恋愛に戸惑うジョン・ナッシュに対し、彼女はいいます。

「宇宙に星は無数にあるよね?誰もそれを証明した人はいないけれど、私たちは無数にあると信じている。愛もそういうものよ。」

ああ、また宇宙だ。数学の向こうには、宇宙が広がっているんだよな。このワクワクする感じがとても好きです。僕はここ一年くらいの間に「あれ?数学って面白いんじゃない?数学の歴史に挑んだ人たちってスゲーかっこいいやつらじゃない?」と思ったニワカさんではあるのですが、今までの数学者、今の数学者、これからの数学者が発見し、解決してきたお話を聞くたびに、すごくエキサイティングな気持ちになりますね。
自分ではまったくちんぷんかんぷんな数式や言葉、学問そのものも、全然気にならないくらい感動的なんですよ。なんだろ?学生時代は「数学って何のために勉強してんのさ?大人になったら使わないよね」とか本気で思ってたのが、今さらになって楽しくなるとは。

もう少し勉強したら、もう少し理解できてさらに楽しいのかもしれないな。


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